【読書】『生物と無生物のあいだ』福岡 伸一【生物学】

書影

タイトル:生物と無生物のあいだ

著者:福岡 伸一

出版社:講談社

出版日:2007

書籍紹介:生命の正体を科学的に探る本。

読んでみて:「生物と無生物のあいだ」を読んでみました。科学に関する本を読みたいと思って手に取ったのですが、詩的な文体と科学的な内容が見事に調和していて、専門知識がなくてもとても読みやすい一冊でした。特に、生命が「動的平衡」という絶え間ない変化の中で維持されているという概念の説明が印象的でした。半年で分子レベルでは体が完全に入れ替わることや、生命システムが予想以上に柔軟で補完的であることについて初めて知り、大変驚かされました。一方で、生命と機械の本質的な違いについてや、生命システムがここまで精緻に組み上がった過程についてはまだ疑問が残ります。また、基本的な生物学用語やDNAの構造発見の歴史的背景を事前に知っていれば、さらに深く楽しめたのではないかと思います。ただ、この本をこれから読む人には特別な事前知識は必要なく、むしろ先入観を持たずに読むことで、著者の丁寧な説明をより楽しめるのではないでしょうか。


生物と無生物のあいだ』(福岡 伸一)

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